オニツカタイガーで昔から愛されている、タイガーコルセア。
レトロ感がある見た目なので、女性も履きやすいのか、コーディネートしやすいのか気になりますよね。
タイガーコルセアは丸みがあるフォルムなので、ワンピースやスカートと相性が良く、洋服を選ばずにコーディネートすることができます。
また、限定モデルなどもよく発売されているので、好みの見た目のタイガーコルセアを見つけることも可能です。
オニツカタイガーが好きで20足持っている靴屋店員のわたしが、タイガーコルセアについて詳しく解説します。
サイズ感や履き心地、推しポイントや推せないポイントを知りたい方は、是非最後までご覧ください。
・タイガーコルセアを履いてみたい
・タイガーコルセアのコーディネートを知りたい
オニツカタイガーのタイガーコルセアとは
1970年代にトレーニングシューズとして発売されたモデル。
当時としては珍しいクッション性に優れたソールを採用しており、ジョギングブームの先駆けとなったスニーカーです。
すっきりとした見た目とレトロ感が際立ち、履き心地の良さも相まって長年愛されています。
ナイキのコルテッツと似てるのは裏切られたから
タイガーコルセアと見た目がそっくりなスニーカーがナイキから発売されていることはご存知でしょうか。
ナイキのスニーカーは「コルテッツ」という名前で、名前も似ています。
(コルテッツ/ナイキ)
実はこれには、オニツカタイガーとナイキの歴史が関係しています。
オニツカタイガーの前身「鬼塚商会」は、ブルーリボンスポーツ社(現在のナイキ)と提携し、アメリカで「タイガーコルテッツ」というシューズを販売していました。
オニツカタイガーの技術で作ったシューズを、ナイキが販売していたという形です。
次第に両社で方向性の違いが生じ、ナイキは自分たちの発案で製品化した「コルテッツ」を「ナイキコルテッツ」として独断で販売しました。
オニツカタイガーはコルテッツの商標をめぐって裁判を起こしますが「コルテッツ」はナイキの商標との判決。
オニツカタイガーは「コルテッツ」という名称を使えなくなり「タイガーコルセア」と名前を変えて販売を始めました。
こういった歴史により、オニツカタイガーとナイキで似ているスニーカーが存在しているのです。
オニツカタイガーとアシックスの違いについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
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タイガーコルセアの特徴は?
オニツカタイガーのタイガーコルセアの特徴について、靴屋店員のわたしが解説します。
サイズ感は小さめだが普通のサイズで履ける
タイガーコルセアのサイズ感は小さめだと感じます。
わたしの足のサイズ
実寸:右23.3cm/左23.1cm
足幅:細め
パンプスサイズ:M
スニーカーサイズ:23.5cm~24.0cm
メキシコ66:23.5cm
デレシティ:24.0cm
タイガーコルセアは、23.5cmを選びました。
わりとぴったりとしたサイズ感ですが、レザー素材なので馴染みやすいと感じます。
ワンサイズ大きめを選んだ方がいいのは、どんな人?
・足の横幅が広めの人
・ゆったりした履き心地が好きな人
重さは313グラムでやや軽い
タイガーコルセアは重いのか、気になりますよね。
タイガーコルセアの重さを量ってみました。
【タイガーコルセア/23.5cm/左】
タイガーコルセアの重さは313グラム。
リンゴ1個と同じくらいの重さです。
オニツカタイガーの他のスニーカーと比較してみましょう。
【メキシコ66/23.5cm/左】
メキシコ66の重さは215グラム。
【デレシティ/24.0cm/左】
デレシティの重さは339グラム。
デレシティが同じサイズではないので完全な比較とは言えませんが、タイガーコルセアは、デレシティより少し軽いという結果になりました。
ソールは硬めだが歩きやすい
タイガーコルセアは、ソールが少し硬め。
曲がりやすいとは言えないスニーカーです。
しかし、中敷きが厚く柔らかいので、歩きやすいと感じます。
ソールにしっかりした厚みがあるので、たくさん歩く日に選ぶことが多いです。
タイガーコルセアの推せないポイント2選
タイガーコルセアの推せないポイントを2つ紹介します。
かかとが浮く感じがある
タイガーコルセアは、足首周りの高さが低く感じます。
メキシコ66と比較してみました。
かかとの高さはそれほど差がありませんが、タイガーコルセアは、靴ひもをぎゅっと縛っても歩くとかかとが浮く感じがします。
わたしも最初は気になりましたが、慣れてくると気にならなくなりました。
また、スニーカーソックスを履くとかかとの部分が脱げてしまうことがあります。
わたしは少し長めの靴下やタイツと合わせるようにしています。
カラー展開が2色のみ
2023年3月現在、タイガーコルセアのカラー展開は2色のみです。
(画像出典元:オニツカタイガーオンラインストア)
選択肢が少ないのは残念なポイント。
別のカラーやタイガーコルセアイーエックスなど、過去のモデルを楽天市場やAmazon.co.jpで探してみるのもおすすめです。
タイガーコルセアの推しポイント3選
タイガーコルセアの推しポイントを3つ紹介します。
昔から変わらないデザインが魅力的
タイガーコルセアは、1970年代から約50年デザインが変わっていません。
オニツカタイガーの長い歴史を感じるスニーカーです。
デザインが変わらないということは、このスタイルが長年支持され、たくさんの人に愛されてきた証拠ではないでしょうか。
カジュアルになりすぎずワンピースにも合う
タイガーコルセアはレザー素材を使用しているので、カジュアルになりすぎず、きれいめスタイルともコーディネートしやすいスニーカーです。
実際にわたしは、ワンピースと合わせて履くことが多いです。
レトロ感があるスニーカーはカジュアルスタイルによく合いますが、ワンピースとコーディネートしやすいのはタイガーコルセアの最大の魅力ではないでしょうか。
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限定モデルが発売されやすい
タイガーコルセアは、素材違いのモデルや限定モデルが発売されやすいと感じます。
過去に発売されたモデルをいくつか紹介します。
ナイロン生地
わたしはナイロン生地のブラックも持っています。
レザー素材のものより軽く、カジュアルに履きこなすことができるので気に入っています。
タイガーコルセアイーエックス
2020年発売。
かかとのソールのクッション性をさらに改良したモデル。
ソールに三層の素材を使用しているので、とにかく柔らかく反発性も感じるソールです。
また、土踏まずの部分が盛り上がっているので、疲れにくくなっています。
2020年のモデルですが、Amazonや楽天市場ではまだ取り扱いがあるようです。
鬼塚喜八郎生誕記念モデル
2018年発売。
オニツカタイガーの創業者、鬼塚喜八郎の生誕100周年を記念し、1918足限定で発売されたモデル。
鬼塚喜八郎氏が生前に描いたひまわりをモチーフとし、鮮やかな色合いに仕上がっています。
デニム素材
2020年発売。
日本製のデニムを使用した限定モデル。
ブランドの象徴であるサイドのラインをステッチで表現しており、まるでデニムを着ているかのような雰囲気に仕上がります。
スナイデルコラボ
2020年発売。
人気ブランド、SNIDEL(スナイデル)とコラボしたタイガーコルセアは、淡いベージュの色味でスナイデルのワンピースやスカートとも合わせやすい優しいカラーでした。
まとめ
オニツカタイガーのタイガーコルセアについてレビューしました。
要点をまとめます。
ココがポイント
・サイズ感は小さめだが普通サイズで履ける
・ソールは硬めだが厚くて歩きやすい
・重さは313グラムでやや軽い
・ワンピースともコーディネートしやすい
・かかとが浮く感じがしてスニーカーソックスは脱げやすい
発売から50年以上愛されているタイガーコルセア。
わたしは気に入って2足持っているほどのスニーカーです。
その履き心地を是非試してみてはいかがでしょうか。
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